フランスTop14はようやく終盤戦

ムッシュブログ

「フランスTop14はようやく終盤戦

 

こんにちは、ムッシュです。

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    今週のフランスラグビー豆知識 ~フランスリーグの構成

 

フランスにはいくつかのプロラグビーリーグがあります。その最高峰に君臨するのが、Top14。それぞれのチームとHomeAwayで戦います。シーズンは8月から翌年6月。順位はポイント制で決まります。勝ち点は4ポイント、引き分けは2ポイント、3トライ差をつけて大勝したチーム、5点差で惜敗したチームにはボーナスの1ポイントが与えられます。

 

この26試合で、上位6位までがポストシーズンのプレイオフ参加資格があります。まず3位と6位、4位と5位が対戦、その勝利チームがシードの1,2位チームと戦い、ようやく決勝のカードが決まります。従ってレギュラーシーズンで1位でも、リーグの優勝までは道半ばなのです。

 

一方、Top14では、ビリ(14位)のチームは自動的に下部リーグ(ProD2)の優勝チームと入れ替えになります。ブービー(13位)のチームはProD2の準優勝チームと戦い、勝てば残留、負ければ交替となります。

 

Top14チームのほとんどはフランス南西部に属するため、町対抗の色合いが強く、競技場はいつも地元観客で満杯。バンドの音楽とサポーターの横断幕と大声援(キツいヤジも)はチームを後押し、Homeチームが圧倒的な勝率を挙げるのが通常です。欧州カップや6か国対抗等の国際試合も挟む長いシーズンとなるため、Awayのゲームをうまく捨て試合とし、代表選手を休ませ、いかにエネルギーを温存するかが、監督の腕の見せ所なのです。

 

② 今週のフランスラグビーシーン

先週末は、準決勝が行われ、レギュラーシーズン1位の我がToulouseBordeauxに勝ち、2位のLa RochelleLa DéfenseにあるRacing Metroに勝ちました。両チームは、来週優勝かけてParisStade de Franceで戦います。

 

同時に昇格、陥落組も決定。Top14からAgenBayonneが陥落、ProD2からはPerpignanBiarritzが昇格を決めました。いずれのチームも、ラグビーマッド地帯といわれる、フランス南西部の伝統ある古豪チームばかりで、悲喜こもごもの風景がSNSでアップされてます。

 

またフランス代表は、恒例の南半球遠征で、7月上旬にオーストラリアとの三連戦が決定。今年は英国・アイルランド連合のBritish Lionsが南アフリカと戦うため、変則的なスケジュールとなります。フランス代表の選手は、ようやくシーズンオフ入りしたのに、またハードな試合が待っており、「罰ゲーム」と揶揄するマスコミもあるようです。

 

③  よもやま話 ~ 「シーズンオフはツールでしょう!」

ということで、次のシーズンまで、ラグビーフアンは束の間のバカンスを楽しみますが、そのフランスの夏を彩る、ツール・ド・フランスが6/26から始まります。ハイライトのピレネー山岳コースは、7/13-15の三連戦。「三密にひしめくサポーター」による熱い応援シーンが見られることでしょう。

 

観戦者のスタイルは様々です。熱狂的な追っかけ族はキャンピングカーで周遊しますが、大抵は途中のシャンブルドットやジットに宿泊、または短期ホームステイなどに滞在し、夜は近くのマルシェで食料を買い込み、自炊して廻ります。日が暮れるころ、同じ観戦仲間とテーブルを囲んで、本日の展開についてあれこれ議論しあうのも、この上ない魅力です。やはりスタート地点、ゴール地点の近くに滞在するのがベスト。コロナ前であれば、選手と遭遇する機会も多かったようです。

 

 

実はここ35年、地元フランス選手が優勝していなくて、国民はイライラしています。今年は東京五輪をあきらめツールに勝負をかけるアラフィリップ、令和の山の神のバルギル、貴公子風イケメンのバルデ、インテリのローラン等々、役者揃い。期待がかかるところですね。