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シックスネーションズ(4)「第四週・フランス対ウェールズは、重い展開の末、辛勝」

シックスネーションズ 第四週は、ウェールズとの一戦。相手をノートライに抑え、「12-9」と勝利を収めましたが、「手に汗握る」というより、「胃が痛くなる」試合展開でした。

 

ウェールズ戦といえば、フランスがレッドカードを受けて逆転負けとなった大分での前回ワールドカップが印象的。昨年もノーサイド寸前に、フランスが逆転サヨナラトライで勝つなど、毎年接戦が続き、因縁の対決が多い印象です。

 

この日は感染対策で天井を開放したこともあり、小雨の中プレイにミスが目立ち、やはり一進一退の試合展開。前半に15人でボールをつないで、先制トライを奪ったフランスが、ウェールズの攻撃を何とかしのいで、勝利した格好です。

 

フランスサイドでは、バックスの活躍の場面は余りありませんでしたが、ディフェンスでフッカー・マルシャン、フランカー・クロスが再三ウェールズの攻撃を防ぎ、フランスの危機を救いました。また、南アフリカ出身のロック・ヴィラムゼもラインアウトの基点として貢献。「得意の英語」を活かし、各メディアのインタビューに対応するという、お約束の活躍もありました。

 

ウェールズサイドは、キャプテン・ビガ―が孤軍奮闘。効果的なロングキックや、適格なパス回しでチームを鼓舞しましたが、最後までトライを奪えませんでした。「この試合、我々はよい出来だったが、相手が世界最高のチームであった」とフランスを賞賛。潔く負けを認めました。

 

これでフランスは四連勝。最後のイングランド戦に勝てば、12年ぶりの6ネーションズ優勝を全勝で飾ることになります。ちなみに他はというと、注目の一戦、イングランド対アイルランドは、序盤に危険なタックスでレッドカードを出したイングランドに、戸惑いながらも終始リードを保ったアイルランドは「32-15」とボーナスポイント付で勝利、最終戦に優勝の望みを残しました。イタリア対スコットランドは「33-22」と下馬評通りスコットランドが勝ちましたが、来年からトウールーズに加盟する初キャップの新鋭カプオッツオがトライを挙げ、連敗中のイタリアにとって一縷の光となりました。

 

 

 

執筆者 ムッシュF

 

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