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フランス ラグビー映画 Stade

 2022年4月13日スタッドトゥールーザンのドキュメンタリー映画 ”STADE" が公開されました。早速鑑賞にいってきました!トゥールーズ自宅から徒歩5分にある映画館、行かないてはありません。

 ちなみに私はラグビーの知識は皆無。😞 たまたまトゥールーズ在住ということで、この地に住み始めてから、トゥールーザン(トゥールーズに住む住民のことをいいます。)がどんなにラグビーを愛しているか、またトゥールーザンにとって、スタッドトゥールーザンがどんなに誇りかを、肌に感じながらトゥールズ生活を送ってきました。また街で選手をみかけることもあり、多くの選手はとても感じが良く一般的で、そういう点もきっとラグビーがフランス人、トゥールーザンから人気を得る理由なのかと思います。

 さて本題、映画STADE。2021年スタッドトゥールーザンが成し遂げたラグビー界の歴史的記録。ヨーロッパNO1王座に輝き、フランス最高峰リーグトップ14でも優勝。この輝かしい記録を映画にしないてはありません。

 映画の中で、現マネージャー、ウーゴ・モラを中心に選手たちの姿、チーム(家族)に対するウーゴの力強いでも愛情にあふれる言葉が終始響いてきます。それに応えようとする選手たちの真剣な視線、姿勢。スポーツ選手であっても身体能力をはるかに超える鬼のトレーニーングシーン、試合会場に向かう選手たちの表情はまさに戦場に向かう戦士の姿。緊張溢れる選手たちの真剣な表情。試合に向かうバスの中でマクドナルドハンバーガーを食べるシーン。。。

 なんといっても映画のハイライトは、試合に優勝した時の選手たちの子供のようにはしゃぐ姿。チームみんなで喜びをわかちあう純粋な姿。スクリーンの中の選手たちの美しい笑顔をみているとこちらまで笑顔です。

 1時間47分の上映時間が文字通り”あっ”という間に終わってしまうほど、ラグビーテクニックについて知識のない私でも、のめり込んでみるくらいの出来栄えでした。まず終始白黒映画ですが、ときどきスタッドトゥールーザンのトレードカラーでもある、赤色”ルージュ”もスクリーンに散りばめられ、おしゃれ感覚もバッチリ。映画の中では、オクシタニー地方の美しい風景も時折垣間見られるのも魅力です。

 いつの時代も映画が時事折々を語るかのごとく、試合中やミーティング中でもマスクをしている選手が目立つのも印象的です。マスクをあごにつけただけの選手がいるのもフランスらしい。😁 現在2022年4月時点ではフランスではマスク義務がありませんので、(公共交通機関や医療機関を除く。)マスク姿の選手たちがとても印象的です。この映画を20年後に見たときに、この異様な光景はその時どう映るのだろう?もしかしたら、20年後もコロナが続いていたりして。。。

 ところで余談ですが、ラグビー映画としては、2009年公開された”インビクタス”が知られています。アパルトヘイト下でラグビーチームもほぼ白人が占めていた時代、ネルソン・マンデラを中心に、ラグビーチームに黒人を参加させる働きかけで、黒人の立場、意識をアフリカ国内外で改革させていった歴史的事実。1995年南アフリカで開催されワールドカップ。自国開催、ニュージーランド戦。ラグビーは歴史を動かすような、すごい力が秘められているのかもしれません。

執筆者 田所