コンク

コンクの起源と聖フォア

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8世紀の終わりにダドンという男が、瞑想的な生活を送ることを目的として当時は荒れ果てた(現在のコンク)に辿り着きました。次第に敬虔に満ちた他の男性が彼に加わりコミュニティの数は増え続け、聖セイバーに捧げられた教会が建てられたことがはじまりといわれます。修道院は聖ベネディクトの規則を取り入れました。フランス中央部の山岳地帯アヴェロン県の森の中にひっそりと佇む修道院。人里離れ孤立化を避けるため、また資金難にも貧窮していたところ、当時、アキテーヌ地方アジャンの街で異教徒の子供として生まれた12歳の少女フォアに着目しました。少女は異教の祭儀に参加することを拒否し、火あぶりにされたあげく首を切られて殉教したのです。若い殉教者の遺物はアジャンの宝物でした。コンクの修道僧たちは聖女フォワの聖遺物をコンクの修道院に納めました。聖フォアは盲人を癒す、足の不自由な人を癒す、苦しんでいる人々や、罪のない囚人やまたは有罪の囚人を平等に世話をした、こうした言い伝えが広まり、ひとめ聖フォアを拝もうとコンクを目指して巡礼者が爆発的に増えることになりました。サンチアゴ・デ・コンポステエラへの巡礼の宿場として、コンクに宿泊する大勢の巡礼者をもてなすため1050年から1120年にかけて修道院附属教会を建設しましました。現在もそのまま使われているこの壮大な教会内部の側廊や周歩廊は聖遺物入れが置かれていた内陣まで参拝ができます。

 

 


タンパン

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コンクに到着するとまず目をはるのが、修道院教会の西側入り口に飾られている深い半円形のアーチに収められているタンパンです。12世紀の作品といわれるタンパンは代表的なロマネスク彫刻のひとつです。幅6.70 メートル、高さ3.60メートル 124人の登場人物からなる非常に保存状態が優れたものです。

現在タンパンは教会外人の入り口に飾られていますが、元々は教会の中に祀られていたといわれます。豊富な登場人物と多様なシーンにもかかわらず、とても読みやすい、わかりやすい形となっています。全ての登場人物がキリストの中心人物で構成されています。「地獄」の対象「楽園」。秩序、明晰、平和、熟考、愛とキリストの教えを描いている様子がわかります。

 

 


宝物室(Tresor)と美術館

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宝物室には大変貴重な宝物が陳列されています。

 

最古の聖遺物箱の陳列棚(9世紀〜 12世紀)

聖女フォアの持ち運び用祭壇

聖女フォアに当てられた陳列棚(11世紀はじめに書かれた聖女フォア奇跡の本

行列のための大十字架

フェルタン タペスリー等


ピエールスラージュ氏によるステンドグラス

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 2022年10月25日、102歳でピエール•スラージュ氏が他界しました。

コンクの所在するアヴェロン県、県庁所在地ロデス生まれの世界的抽象画家スラージュ氏によるサントフォア教会のステンドグラスは他では見られない全く違った手法、スラージュ氏ならではの画法、製法で注目を浴びました。95の窓と9つの銃眼を飾るステンドグラスは斬新でありながら、教会の静寂さとその象徴を尊重し、大変品格のよいスタイルとなっています。フランスでは大変尊敬されている人気画家の一人、ロデスにはスラージュ美術館も所在します。

Musée Soulages Rodez 

Jardin du Foirail, avenue Victor Hugo,

12000 RODEZ



アヴェロン県郷土菓子 フォアス fouace

 小麦王国フランス。焼き菓子については地方ごとに郷土菓子がたくさんあります。コンクでは、フォアスFouaceと呼ばれ、別名アヴェロン県のブリオッシュが有名です。コンク付近に滞在するとしばしば朝食にフォアスが登場することがあります。

Fouace 炉床を意味するラテン語のフォーカスに由来し、何世紀にもわたってその名前は地域ごとにfocacia,fouasse, fouace, fougasse に変換されてきました。それは当時、灰の下で調理された種無し小麦のパンケーキでした。古いレシピは時代とともに進化し、卵、バターが組み込まれて地域によっても違います。ペイドロワールやマシフセントラルでもその違いは、こちらが甘い、こちらのほうが小さめ、コンパクトと多少の違いがあるようです。何百種類もあると言われるレシピのなかで

 

 


コンクの場所