トゥールーズ近くのご家庭とてもとても大きなお庭のあるご家庭で、自分の部屋の窓を開けると一面の緑です。

毎日、ガーデンでいただく朝食から始まりました。爽やかな風、生き生きとした緑、果物やジャムの甘い香りに惹かれて小鳥などもやってきます。

マダムに地元のマルシェにたくさん連れて行ってもらいました。色とりどりの果実、野菜が山盛りに並んであり、日本では見たことがないものもたくさんあったのでどんどん惹き込まれます。食材もそのままで食べてもとても新鮮で美味しく、手が止まりませんでした。

トゥールーズの古い教会やマーケットへも連れて行ってもらい、文化や歴史について、そして地元の人おすすめのお店をたくさん練り歩きました。ちょうどラグビーW杯期間中でどこへいっても日本チームを支持するトゥールーズやフランス人の様子が見られ嬉しくなりました。家ではマダムと一緒にラグビー観戦をしたり、ポンヌフに設置されたファンゾーンを訪れたりすることができました。

また、自分1人では行くことのない、フランスの古き良きのどかな村巡りもリクエストして連れて行っていただきました。村それぞれに教会や家の造り、食材など特徴があり、フランスの村独自の文化を肌で感じ取れました。

フランスの歴史、文化、退職後に始めたアフリカへの支援活動に励むマダムの人柄にたくさん学ばせてもらった毎日でした。

コレットの家から車で約１時間１５分。トゥールーズより南に下がり到着した2軒目のホームステイ先。お庭の中心にプールと大きな木(手作りのブランコ付き)があるご家庭でした。

ドアを開けると、美味しそうなラザニアの香りがして、一瞬にして幸せな穏やかな気持ちになりました。

庭にある木からいちじくをとり、そのままジャム、タルトを一緒に作りました。作り方はとてもシンプルだけど、それがとてもとても美味しくて。今年は例年以上の豊作とかで庭に落ちて虫に喰われているいちじくをみて残念に思うのは私だけ？

卵やトマト、アプリコットに梨、さくらんぼ、ブドウ、いちじくなど庭には自分たちで作ったものがたくさんあります。自然、いのちをいただくことをしみじみと感じ、「いただきます」の感謝の気持ちでいっぱいになりました。

犬の散歩やお城めぐり、美しい村や地元のお店に連れて行ってもらったり毎日たくさんの場所へ連れて行っていただきました。

自然豊かな環境と、暖かさでいっぱいのホストファミリーとは２泊３日の地中海コリウールの旅へも出かけることができました。

　フランスへ３週間ほど行きたい、どうやって旅をしよう、色々と検索をしている際にであったフランスパラディサイト。色々な相談をさせていただきました。せっかく３週間あるなら、複数のホストファミリーを訪ね、様々なフランス人、フランスの地域を体験できる。そして滞在中にはぜひ海を訪問したいと希望を伝えると、”ホストファミリーと一緒に地中海コリウールの旅にいくのもあり”と聞いたときは、ぜひ行きたいと思いました。マティスが愛したスペイン近くの海街"コリウール"へ2泊の旅行も一緒に行かせてもらいました。全くこの街のことを知らなかったのですが、フランスの方にコリウールへ行くことを話すと、"すごくいいね、とてもいいところだよ"とみなさん言っていました。行くと、目の前に穏やかな地中海、山の斜面にはブドウ畑、丘の上に教会と風車、そして海を楽しむ色とりどりの水着を着たバカンスを楽しむ人たち。言葉で表せないほど素敵な場所で何度も何度も目に焼きつけました。私は芸術家ではないけれど、少し絵を描きたくなりました。こんな旅も1人ではできませんでした。ホストファミリーが長距離運転をしてくれ、滞在先アパートは素敵な寝室にテラスまでありとても快適でした。フランスの家やアパートは行く先々で個性的なインテリア、テラス、庭なども充実していて住宅環境に恵まれていて素晴らしいと思いました。

おじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びにきたような感じでとことん満喫させてもらいました。ところでフランス人のシニア層はとてもアクティブで行動力に驚きました。

目の前にたくさんの馬、少し歩くと牛、雄大なピレネー山脈がそびえ立つ大自然の中にあるご家庭です。

朝の清々しい空気、穏やかな日差し、いい香りのパン、ご夫婦の優しい会話に心が洗われます。

マダムは薬草医で、体の不調を聞き取りハーブを調合されています。庭でたくさんの種類のハーブを栽培され、コショウやハチミツまでもご自身で作られていました。いただく食材はほとんどが友だちが作っているもの。トマト、いちじく、りんご、たまご、玉ねぎをはじめビネガーやブレッドまでもが手作りです。シンプルだけども大自然で友達が作った食材をいただける豊かさ、自然を大切にする心に感銘を受けました。

食べものだけでなく、ピレネー山脈へハイキングに行き大自然も大満喫しました。ハイキング途中にヤギに出会い、動物園の柵の中に入っていない大草原の草を食べているヤギは初めてで、近くにいると大迫力です。

マダムは友達が多く、日曜日には友達とのランチも一緒に行かせてもらいました。各家庭持ち寄った食材を、お庭で家族みんなでワインを飲みながらたくさん話し、たくさん笑い、フランスの人々の元気のもとを見つけました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2023年2月　

フランス人の家でのホームステイをしたみたくて気軽に申し込みをしました。コロナ後はじめての海外旅行！

パリには2回行ったことがありましたが、2回とも団体旅行や友達との旅行。今回ははじめての海外一人旅。

パリからトゥールーズ空港に降り立ち、またそこから１時間車でピレネー山脈の麓まで。

日本人の多くはパリだけがフランスのようなイメージのなか、トゥールーズに行くフライトの中にはもう日本人は見当たらず、すごく新鮮な気持ち。まだホストファミリーに会う前から、ワクワクでした。

 コンフィチュール、自家製ジャムの美味しさに感動！

ホストファミリーの庭で採れるさくらんぼや、いちじく、プルーン、木苺で作る貴重なホームメイドコンフィチュール。

私は朝はカフェオレを作ってもらいました。ホストファミリーはご夫婦ともカフェ派。フランスの朝食はブリオッシュやバゲットやパンをトーストして、バター、ジャムが主役です。その他ヨーグルトやチーズ。毎日の朝食がとっても楽しみでした。

　ホストファミリーはとても活動的で毎日色々な場所に観光に連れて行ってくれました。毎日多くの場所を訪れることができたことにただただ感謝です。

毎日私の体調をきにかけてくれ、車でピレネー山脈の村々を訪れたり、美しい村や世界遺産カルカッソンヌ、マルシェにいって一緒に買い物をしたり、それだけではなくムッシュがバイクに乗るか？！とヘルメットを出してきた時にはびっくりしました！

まさか、フランスでバイクの後ろに乗るチャンスがあるなんて！

ムッシュのバイクの後ろに乗り、片道４０分、フォア城というピレネー山脈で有名なお城を見に行きました。とにかく毎日が楽しくてフランス語の心配もまったくない、とてもリラックスして楽しむことができました。

　毎晩、夕食の前は”アペロ”といわれるアペリティフがありました。ワイン、ビール、お酒が飲めない人はノンアルコールドリンクがあるのですが、私はワインが大好きなので、毎日昼も夜もワインをしっかりいただきました。フランス人はとにかくアペロが大好きです。

ホームステイ中、イースターがあり、この日は子供夫婦、孫が集まり大勢でアペロをしました。スナック菓子やチーズ、ハムなどのおつまみを目の前に、３歳から１２歳の子供たち四人がアペロに参加。フランス人はこうやってアペロの経験を踏んでいくのだと納得しました。笑

日本に帰って、フランス式”アペロ”が懐かしいです。

　観光先ではランチをレストランでいただきました。これも一人旅ではなかなかできないことだと思いました。きっと1人だと不安でレストランに入るのを諦めたかもしれません。もしくは手取りばやくファーストフードにいっていたかも。

　特にワインが好きなので、レストランでもランチからワインを飲める、運転はホストファミリーがしてくれる。調子にのって毎日ワインをたのしめました。笑

ところで、フランスでは１杯のワインでは違反にならいのだとか、、、確かに、ホストファミリーもワインを飲んで運転、まわりの観光客もどこをみてもワインやビールを飲んでいました。トゥールーズ、カルカッソンヌといったオクシタニー地方ではラングドッグワインをよく飲むようで銘柄も毎回違うものがでてきて、新しいワインを発見する楽しい瞬間でした。

フランス人はデザートも大好きで、必ずランチはデザートを食べました。

　ホームステイ１週間、毎日毎日いろんな場所に連れて行ってもらい、本当に楽しく、また気兼ねせずに過ごせたのはホストファミリーが本当に素晴らしかったからだと思います。

　毎日笑顔で接してくれたマダム、料理も掃除もなんでもするムッシュとの生活はリラックスして楽しくてこんなにたくさんの観光があるとは思わず、トゥールーズ空港を出る時は寂しい気持ちになりました。

はじめてのフランスへの一人旅、ホームステイの楽しさ、思う存分フランス生活を楽しみました。パリでは絶対できない経験ばかりなのも素敵でした。フランスの自然やフランス人のやさしさ、ツアー旅行や一人旅では絶対経験できない貴重な体験。ホームステイで教わることがたくさんあった充実した旅でした。それも優しいホストファミリーのおかげです。メルシーボクー！