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フランスノエル事情&ノエル食卓

フランス人にとって最も大切な一年の行事はなんといってもノエル、クリスマス。この日は、”家族と過ごす”日です。


フランスのどこに住んでいようが、海外移住であってもよっぽどの事情がない限り、実家に帰るのがフランスのノエル行事。最低でも24日のクリスマスイブから25日の2日間は実家で過ごす。結婚をしている場合は、今年はムッシュの実家で、去年はマダムの実家だったからなどのような工夫もあります。両親があまりにも歳がいってノエル支度にも支障がはじまると、娘や息子の家でのノエル。家族事情も複雑なフランス、ノエルスケジュールについては、9月くらいからは”どこでする?!”ということから、まあ、結構裏事情が大変なフランスです。


そう、肝心のノエルの御馳走!フランス人のノエルは何を食べるんですか?!


生牡蠣です。フランス人にとってお祝いにかかせない食事は生牡蠣なのです。そして、フランスの生牡蠣消費量は一年の80%、、、というお話は以前もどこかでブログに書いているかもしれません。


景気のよい家庭では、生牡蠣に、伊勢海老に、ずわいがに、とやはりシーフードがなんといってもご馳走。その他には”フォアグラ”も定番。ステーキがでてきたり、七面鳥の栗詰がでてきたり、たくさんの種類のチーズの後は、ブッシュド ノエル、いわゆるクリスマスケーキ。その間、シャンパーンからはじまって、白ワイン、赤ワイン、そしてシャンパーンで終わるのがいたって普通のフランス人家庭のノエル食卓風景です。そして、その3時間後くらいには、また、'グテ”おやつといわれるパイ包の料理がでてきたり、おしゃれな乾燥フルーツがでてきたり、アイスクリームがでてきたり、、、、、


80歳くらいのマダムも平気で全食食べる姿をおみかけすると、“さすが!日本人とは体質が違うー(><)。食べすぎ、飲み過ぎには注意しましょう。

 

執筆者 田所

フランス ノエルの食卓