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私のツールドフランスの楽しみ方

 毎年7月に世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスが始まります。幸せなことに、日本でも3週間3千km以上にわたる全21ステージのライブをテレビで見ることができます。

世界最高峰の自転車レースなので、さまざまな勝負やドラマがあり見応えがあります。しかし、そのレース以上に見応えがあるのが、映像の美しさです。フランスの緑豊かな田園風景、美しいたたずまいの街並み、雄大なピレネーやアルプス山脈、教会やお城など数多くの世界遺産、その中をカラフルなサイクルジャージで疾走するレース集団など、空下の撮影などもありうっとりする美しさです。

 私のツール・ド・フランスの楽しみ方は、このテレビの映像を録画して、のんびり見ることです。仕事から帰宅し夕食や風呂もふませ、寝るまでに時間がある時にストレッチでもしながらボーと見ます。この生ぬるい時間が最高に幸せなんです。しかし、あんまりのんびりしすぎると寝るのが遅くなるので、録画を見る時間はせいぜい30分程度です。30分間でレースの進行は20〜30km程度です。ひとつのステージの距離は200km前後なので、1ステージを見終わるのに最短で10日間、21ステージを見る場合は210日間7ヶ月もかかります。でも毎日見れるわけではないので、結果的には次のツール・ド・フランスが始まる頃にやっと録画を見終わります。

 自転車友達にいわせると、「ツール・ド・フランスを一年中楽しめて良いね!」と言います。その時、友達はこうも付け足します「自分ならレース結果が気になってライブで見るね。少なくとも2~3日内には見てしまうけどね。」確かにそうだと思います。私はプロ野球のファンですが録画してまで見ようとは思いません。でも、ツール・ド・フランスの美しい映像は別物です。その映像は、レースの勝ち負けを超えて、はるかに魅力的で「ゆっくり見ないともったいない!」と思うのですが、共感してくれる人は、妻を筆頭に私の周りには見当たりません。

 今年は、いろいろ忙しくて5月初めだというのに、まだ13ステージまでしか見ていません。もしかして2022年のツール・ド・フランス開催の最中に、1年前のツール・ド・フランスを呑気に見ているかもです。

 

執筆者 Hei & Moi 

 

ツール・ド・フランス ピレネー山脈コース
ツール・ド・フランス ピレネー山脈コース