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ピレネー山脈トゥール・マレ峠、オービスク峠制覇

 2019年9月、念願の夢だったトゥール・ド・フランスのメッカであるピレネー山脈コースを自転車で走るを実現しました。

 

そもそも妻と一緒にボルドーからセンサバスチャンに立ち寄り、その流れでピレネー山脈に行く予定を立てました。妻はサイクリングはしないので、ピレネー山脈の日程のみどのように自分の夢を果たしながら妻にも楽しんでもらえる度にできるか、、、こんな旅内容を相談したのがフランスパラディとの出会いでした。

 

結果自分も妻も自分達だけでは到底知らなかったシャンブルドット滞在や、フランス人と一緒にサイクリングをするという想像以上の旅となったのです。今回はその時に出会った、自転車乗りフランス人ムッシュ、いや、ムッシュというよりは、爺さん。。セルジーという名前なのですが、あえて「セル爺」という名前が本当に似合う、当時すでに75歳に近かったフランス人の”アマチュア・サイクリスト”の話です。

 

問い合わせ中に、めぐみさんが「せっかくフランスまで来てサイクリングするなら、現地のサイクリストと走った方が心強いし、何より楽しいでしょう!」という提案がありました。もちろん断る理由はありません。「あこがれのトゥル・マレ峠をフランス人とヒルクライムする」私にとって、こんな最高なサイクリングはありません!そのサイクリストが「自転車乗りのセル爺さん」なんです。

 

なぜ「自転車乗りのセル爺さん」かというと、めぐみさん情報によるとセル爺さんは70歳過ぎにもかかわらず、毎日自転車で100km走ってもへっちゃらということでした。今回、私が挑戦するトゥル・マレ峠のサイクリングも、何回か経験しているとのこと。それで、いつのまにか、めぐみさんとの間では、名前の一部をもじって「自転車乗りのセル爺さん」と呼ぶことになりました。

 

セル爺はアマチュアサイクリスト。10代の頃からこよなく自転車を愛し、”ちょっと車でそこまで”という感覚ではなく、”ちょっと自転車でそこまで” その”そこまで”が、30キロ先であることは日常茶飯事らしいのです。また当日乗っていた自転車もかなりレトロな逆に希少価値のあるようなオンボロ自転車で登場。本当にこの自転車でヒルクライムができるのか?そんな不安さえよぎりました。実際、自分自身のヒルクライム挑戦で余裕はまったくなかったはずですが、それでもセル爺の登場姿は衝撃でした。

 

セル爺は農家出身で一生を農業に捧げたフランス人。オーガニック農家ということもあり、75歳に近い年齢には思えない体力を備えているのはやはり食事も関係するのだろうと、私の頭のなかではセル爺に関する興味でいっぱいになりました。

 

ヒルクライムの話は省略になりますが、二人とも完走を果たしました!

 

この後は、妻とみなさんと一緒にピック・ド・ミディを観光しました。そして、めぐみさんの車に自転車を搭載して予約をしている宿泊先のシャンブルドット(これについてはまた後日ブログをしたいと思います。)のあるアルジュレス・ガゾストに帰ることになりました。

セル爺はというと、ピック・ド・ミディ観光終了後、小雨の降る中、悠々と自転車で自宅まで帰って行きました。(自宅は200キロ以上先ときいていましたが、、、)

 

セル爺はピレネー山脈に山小屋を所有しているらしく、そこに遊びに来るようにいわれていますが、まだ実現していません。コロナ収束に向けて少しトンネルの闇の中に灯火が見えてきましたので、近いうちに、、、

 

執筆者 Hei & Moi