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人種のるつぼ フランス青空市ヴィッドグルニエより

 ヴィッド・グルニエ(フランスの青空市)出店歴豊富なフランス人マダムと初出店に至りました。。。

 

 熱帯夜が続き睡眠不足気味。。こんな炎天下に(連日40度越えが続き)誰がヴィッドグルニエにくる、、?? 

 

 キャンセルしたい気持ちでいっぱいでしたが、3ヶ月前から出店予約準備をしてくれているマダムと約束をしていたので、自称義理堅い私としては、ぐっと我慢して当日”義理”出店を果たしました。

 

 広いグランドに、朝6時集合。🐓

 

 お互いの車で乗り付けた場所は、グランド整理にあたるスタッフと出店者の車の数ですでに賑わっています。朝6時ならまだ”ひんやり感”はあり、気持ちいい。

 

 出店回数皆勤賞レベルのベテランマダムには、出店場所プライオリティーのおかげで、あらかじめ、条件のよい場所に出店ができます。なんと、屋根のない裸で砂の舞うグラウンド出店場所を横目に、私たちの場所は、屋根(日除け)つき建物。よかった〜

 

 しかも壁と壁の間の隙間の部分にあたる場所を与えられ、そこから心地よい隙間風も入り、、、、裸グラウンドを横目に、ホッ⤴︎

 

 朝6時からヴィッドグルニエ開始時間8時まで、家から運んできた一切の不必要なものを長さ3メートルのテーブルの上にところ狭し並べます。(テーブルも自前。4つのテーブルを並べ、出店許可面積、3メートルにします。)

 

 8時になった瞬間、なんだか異様な光景が。。。私のテーブルの前には茶色系の肌の人でいっぱいです。

 

 マダムがそばで耳打ちします。

 

 「この時間はマグレバンが来るのよ。」

 

自国で売れそうなものを漁っていくのだとか。マグレバンという言葉は、フランスに長く住んでいると日常生活の中でよく聞く言葉です。Maghrebin. 

 

 フランスではマグレバンといえば、北アフリカ出身のアラブ人を意味しますが、主にモロッコ、アルジェリア、チュニジア出身のアラブ人のことです。

 

 確かに、私の前には、老若男女のマグレバンが、私の使わなくなった、アクセサリーをかなり真剣に、手にとって上からみたり下からみたり、物色しています。

 

 いや〜、そんなたいしたものじゃないんだけど。。。💦

 

 そもそも、ヴィッドグルニエの売れ行き主流商品の平均価格1ユーロ、2ユーロらしいということを知ったもの最近。。。

 

 出店前に、大量の私の出品物をみながら、マダムが「いくらで売るつもりなの?」

 

 「まだ、決めてないけど、難しいわよね〜。確かに5年も6年も使ってないから、要らないのだけど、、まっ、いいや、これ、日本で2万円くらいで買ったけど、

10ユーロで(約1400円)!」

 

 「は?10ユーロ」 マダムが高笑いをします。

「誰も買わないわよ〜。全部うれのこるわよ。」

「これ全部また家に持って帰りたの?」 

 

 荷物が多く、車の助手席にも乗せてきたくらいのボリューム。大量の服、家具、キッチン用品、アクセサリー、かばん、くつ、コンセント、電化機器、本、まんが、文房具、その他。。

 

NON! いやよ、いや、もう運ぶのうんざり!売れなかったものは全部捨てて帰りたいくらいよ〜」

 

「じゃあ、これは全部1ユーロよ。でも1ユーロていったら、相手は値切ってくるから、2ユーロっていうのよ!」

 

 「まじぃぃぃぃ。。。。。😅」

 

 マダムの助言はまるですべてを見通したような本当の話でした。💦

 

 背も高く、茶色い肌で、ガッチリとしたマグレバンが 私の約25年間持ち続けて、ほぼ使用しなかった、イヤリングを物色しながら、

 

「Combien?」いくらだ?💰

 

 

「2EURO!!!」 威勢で咄嗟に反応。

 

するとマダムの教えの通り

 

「1EURO」 と相手が数字を変えて復唱。

 

 その後、3、4回、復唱が続きます。

 

 もうここまできたらゲームです。🎲

 

 アラブ諸国へ旅行された経験のある方はご存知だと思いますが、彼らにとって、値段交渉というのはある意味、ゲームなのです。

 

 相手は購入せずにその場を去っていきました。

 

その後も、まるで移民局の窓口のように、マグレバンといわれる人たちが、物色しては去り、それでも2ユーロを払ってくくれる人もあらわれ、、何点かの商品が売れていきます。

 

 次にあらわれた挑戦者は3年前に行ったインドで購入したスーツケースを目指します。

 

「Combien?」いくらだ?💰

 

 ちょっと数点、正規料金?2ユーロで売れたので、いい気になった私。

咄嗟に口から出た数字は。

 

「5ユーロ!」私

 

「3ユロだ。」客

 

 

今回は、初めの人よりもっとしつこい。

 

30分後に再び目の前に現れた時は、顔面に笑みさえあります。

なんと私も、、

 

(きたきた。絶対譲らないもんね〜👅)

 

復唱は7回くらい続いたでしょうか。まるで魚のセリ。

 

 

敵は(お客ではなく敵になってしまいました。🤣)

15分後に再々登場した敵をみた瞬間、

 

Je ne baisserais pas le prix!! 

値段さげないわよぉ!  ← 強気の私

 

 

敵は私を見ながら顔面笑みで去っていきました。

 

10分後に再々再登場。

 

相手は再び笑みを浮かべながら

 

「4EURO」 敵

 

「OKだ」 私

 

〜💫〜💫〜💫 〜💫〜💫〜💫 〜💫〜💫〜💫 〜💫〜💫〜

 

先輩マダムは全部お見通しです。

 

「朝の早い時間はマグレバンしかこないのよ。そのうち、マルシェで買い物をした後のフランス人がやってくるわ」

 

 

本当に朝10時頃から白い肌のフランス人たちが現れ始め待てした。

 

朝は涼しい風で呑気にしていたら、正午からは屋根付きの場所でも、50度サウナに入っている状態になりました。横の裸グラウンドにいる人たちはまさに白熱の中にいるようにさえ見え始めました。🔥🔥🔥

 

 しかもこの日は、フランス国民議会総選挙第二ラウンド。フランスの熱い日曜日。

 

 

 ちなみに、私が18年前にヴィッドグルニエを発見した当時から、どうも時代が変わってしまったようです。当時はまだブロカントもヴィッドグルニエに出店することができたのですが、いまでは禁止となり、それゆえ、商品の質も随分と変わってしまっているとか。

 

 初めてのヴィッドグルニエ出店体験。これが最初で最後かな〜?!🤣

 

長い熱帯夜続きでブログも長くなってしまいまた。🙇

 

bientôt!

 

執筆者 田所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス青空市場ヴィッドグル二エ
フランス青空市場ヴィッドグル二エ