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フランス人に一番!?使われるフレーズ【Du coup】

 【Du coup】 今日はフランス人が一番よく使うといわれるある表現の話、【Du coup】教科書にはでてこないフランス語の勉強。【Du coup】

 

 学校のフランス語授業にはでてこないフランス語を学ぶには普通のフランス人の会話に入るしかありません。

Du coup は数々の日常フランス語単語のなかで最近のフランス人にもっともよく使われる表現といわれています。

 

 Du coup 一年まえに6ヶ月フランス、ブルターニュ地方で観光ガイドの資格をとるコースに参加しました。なにしろガイドという仕事ですから、観光地や美術館、他様々な場面でフランス語で説明をする訓練がありました。これは辛かった。😅

 

 でも辛いのはフランスで外国人である私だけでなく、フランス人にも辛いということがわかりました。人の前で話をする、正確なことを伝える、しかもユーモアもまじえながら、聴いている側が決して飽きないような話の仕方。何語であっても人前スピーチには多くの訓練が必要です。

 

 そんな特訓のなかで、フランス人10人がクラスのみんなの前でスピーチデモをした後、コース講師が指摘したことが、”ちょっとDu coup が多くないか?” 

 

 確かに、しどろもどろになった時、【Du coup】間が空いた時に【Du coup】次の会話へつなげるとき、【Du coup】結果を伝える時【Du coup】天井を仰ぎながら、【Du coup】。。。

 

 フランス人の5分スピーチのなかに、10回ほどでてくる【Du coup】。これは決してプロフェッショナルとはいえません。そして何よりも耳障り。フランス文学が誇るアカデミーフランセーズでは認められない【Du coup】なのです。

 

 しかしながら、どんなにアカデミーフランセーズが厳格なフランス語を目指しても、日本語も同じですが、フランス語も時代によって目まぐるしく変化しています。会話より、携帯メッセージが主流なのはフランスも同じ。メッセージはいかにショートにしてわかりやすくするか、これによって正統派フランス語はどんどん簡略かされて若い人の間で合理化されたフランス語がメインストリームとなりました。

 

 フランス語に英語の浸透も急速しています。ビジネス業界ではBlackFraiday は当たり前、ハロウィーンだって今はフランス人のカレンダーの中に存在しています。”フランス人は英語を使うのを嫌がる”といわれたのは、少し前の話となったと思います。現に少し経済的余裕があり教育熱心なフランス人家庭の子供には英語の家庭教師がついていることもあります。

 

 とはいっても、世界の共通語と思われるような名称もフランス語にされればまったく様変わりな言葉になることもまだまだ多くあります。

 

例えば、コロナ禍よく話題になったWHO (World Health Organization ) 世界保健機関もフランス語にされると、

OMS(l'organisation mondiale de la sante) 

 

私もOMSという略語がまごつかずに口からでてくるようになったのも最近のことです。

 

他には 

IMF International Monetary Fund 国際通貨基金

FMI Fonds Monnetaire International 

 

【Du coup】どんな表現が【Du coup】に置き換わったのかリストを発見しました。😆

 

Ainsi このように

Donc したがって

Des lors それゆえ

Tout à coup 突然

En conclusion 結果

C'est pourquoi なぜなら

Par consequent それゆえに

Par suite 次に

Subséquemment その結果

Désormais 今後は

Aussi 同様に

Après その後

Soudainement 突然

Si je comprends bien 理解すれば

Finalement  ついに

 

【Du coup】これは便利だ!😂

 

【Du coup】また次回まで!

ミモザの季節となりました。2023年2月フランス カブレスピーヌ
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