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念願の田舎暮らしへ  南フランスパワースポットCabrespineカブレスピーヌ

 10年以上思い続けた念願の田舎暮らしが実現しました。南フランス秘境へ。

 

 フランスの工事現場、現実は甘くなく家は長引く改装中のため、まだまだ落ち着いた生活ができていないのですが、やはり窓から眺める山の風景、一歩外を出ると自然環境を心身で感じられる場所に住めることに今、この時点では大変幸福に思っています。

自分自身をよく知っているので、3ヶ月後には全然反対のことをいっている可能性あり。。。田舎暮らしはうんざりだとか。。。 

 

 これまでのフランス生活18年、街の真ん中に住んでいました。車の必要性はないし、ちょっと買い忘れたものがあっても、近くのお店ですぐに買えたり、マルシェが徒歩300メートル圏に数箇所あったり、日本に帰ろうと思ったら空港までシャトルバスで15分で行けたり、電車、地下鉄に包囲され、友達が急に連絡してきて「これからお茶する?」「アペロはどう?」「映画みにいく?」と誘われたら、「d'accord」ダコール!「tout de suite!」すぐ行く!みたいな環境から、、、、

 

 村にはお店が一軒もない秘境に住み始めました。レストランが1軒あるのがミラクルなのですが、去年オープンしたという奇跡。最寄りの小さなお店は車で7分。7分というのは渓谷沿いのうねるような道路の運転に慣れている人のことで、私にはもう少し時間が必要です。ちょっと大きなスーパーに行こうとすると車で20分はかかります。世界遺産カルカッソンヌ城まで約20分。秘境ですが、街だってそんなに遠くない!

 

 そう、田舎暮らしに不可欠な車。これまでの都会の日常生活は、徒歩、自転車だったなか、車に依存しなくてはいけません。しかもご時世はエネルギー料金の高騰が続いているフランス、ガソリン代は2ユーロ前後(現在の日本円にするととんでもない料金ですが、リッター280円。。。。( ´Д`)y━・~~

 

 生活スタイルが断然変化しました。これまでは計画もなくダラダラと必要性があるままに利用していた食料品店。今は、必要品をリストしてお店に行きます。それでも買い忘れをしたときは、、痛い。( ;  ; )

 

 引っ越して数ヶ月もすると村の知り合いや友達ができ、村の生活に関する情報もチラホラ入ってくるようになりました。

最近入会したのが、Groupement d'achat  つまり共同購入。

村でなりたつフランス。複数の村がグループになって、生産者農家から直接買い物ができるシステム。

 

 2週間に一回インターネットで食品リストが送られてきて、購入したいものを選びます。BIOオーガニック食材が基本で、パンもたくさんの小麦の種類があり、新鮮なお肉(鶏 豚 いのしし、羊)、野菜、ワイン、フロマージュ、オイル、お菓子、要はほぼ必要なものが購入できます。2週間に一回、隣村の大きな体育館のようなところにすべての生産者さんが食材を配達します。そして共同購入者は、各自の村でその都度配達を担当する人を決め家まで届けてくれる。もちろん、私が配達担当の場合もあります。みなが参加するこのシステム、まさに共同体。

 

 まだまだはじまったばかりの村生活。街暮らしとの比較はたくさんありますが、すでに明らかなことはスマートフォンを見ながら歩いているフランス人はいません。(笑)

 

 ところで、この村実は観光地です。

大きな鍾乳洞のある村 Cabrespineカブレスピーヌ。その鍾乳洞の規模は幅80メートル 深さ250メートル、なんとこの鍾乳洞の中ではワインも熟成っせているという場所です。パワースポットとえるエネルギーを温存した村です。

 

 初夏に向けて、観光客(外国人日本人世界中から)受け入れ宿泊場所準備をしています。パワースポットに見守れれ、フランス人大工たちと奮闘しながら、エネルギー温存して。。。日々邁進。

 

 世界遺産カルカッソンヌ城を中心に周囲はラングドックワイナリーに囲まれ、カタリ派古城が点在し、私の家の前はツールドフランス自転車コースとなっています。Pic de nore 自然好きにはたまらない癒し環境です。そして何よりもCabrespineカブレスピーヌの鍾乳洞のエネルギーをひしひしと感じる場所。

フランスで「パワースポット」という言葉を浸透できるといいな。

 

Cabrespineより

Cabrespine採掘の石 南フランスパワースポット
Cabrespine採掘の石 南フランスパワースポット