日本でも随分と浸透した言葉DIY Do It Yourself はイギリス発祥、日曜大工。
ここフランスではDIYはブリコラージュ Bricolage 。欧米の多くの国が多分そうなのかと思いますが、フランス人の器用さもプロなみです。本職が会社員、公務員など日頃の本職とは全く関係なくても、本棚ひとつくらいは、「お茶の子さいさい」で作ったりするフランス人。家には必ず大工道具一式があったり、大工部屋もあったりするのがフランス。
フランスのブリコラージュのお店に行くと、日本のMAKITAはフランスでも大変な人気です。
ブリコラージュを極める会社員が自分の家の一軒くらい建てる、というのがフランス。夫婦で毎日ブリコラージュをして5年かけて作った家とか、バスルームを増やすとか、1階建ての家を2階にしたとか。。。
Les Français aiment bricoler!
フランス人が認めるブリコラージュ好きフランス人。
そもそもフランスはバカンスが多いので、ブリコラージュが充実する土壌があるのも否定できません。
これが自営業のワイナリーや農家など労働者となると、ブリコラージュができないと、とてもとてもその大きな敷地を賄うことができない、そんな事情もあります。しかも労働者の場合は会社員よりバカンスが少ないので、働いきながらブリコラージュ技術をつける。ワインを作りながら現場でブリコラージュ。理に叶います。
メカも強いのがフランス人。ちょっとここが壊れたから業者に電話するとか、トラクターの調子が悪いからすぐに専門業者に来てもらうとか、そんなことをするのにどれだけの料金がかかるか。土地が広い分、機材も多くそれぞれの機械修理外注をしていては、大変な料金が発生してしまいます。
そう、フランス人はケチ。。。。。人にお金を払うなら自分でする!が信条。
メカに強く、車は自分で修理するフランス人も多いのがフランス。自分の住んでいる村を歩いていると、60歳くらいのムッシュがボンネットをあけてエンジンを蒸し、ブーブー。
30歳くらいのムッシュはトラックをキャンピングカーにするために機材をそこらじゅうに広げてキッチンを作っていました。今は、キャンピングカーキットも色々な種類のものが買えますが、結構高価ということで、彼のキャンピングカーの中のものは全て廃棄材。ベッドも作る、キッチンも作る、廃棄でできるものはまかなう。
特に自分たちでブリコラージュを日常するフランス人は古いものや廃棄処分のものを再利用して、いかにお金をかけずについてシビアです。
私もとうとう、マキタドリルドライバーとか電動のこぎり揃えてしまいました。私の場合まず道具を揃えなくてはいけないという日本人気質? フランス人は道具だって、廃棄材からみつけてきたりして、、
ブリコラージュデビューのきっかけは、小さなアパートから大きな家に引っ越して、インテリアデコをする必要が出てきた時、過疎地住まい、街から手伝いに来てくれる人だけを頼っていたり、人口の少ないこの村の人をたよっていては、、、これは自分でやれることはしないと!
今まで隣で作業をみていると簡単そうだったドリルひとつ、いざやってみると
大変、たいへーーーん!
うわー、なんや、簡単やん!と調子にのってドリルをしてドア貫通とか。
穴ポコ壁が増えないように、廃棄材で練習しないといけません。😂
今日のフランス語は
Les Français aiment bricoler!
