ワイン王国フランス。アペリティフは白ワイン、チーズ、お肉料理を食べるときは赤ワイン。そんな知識を日本でつけフランスに来てみると、「なんだか聞いてきたことと、実際の風景が違うかも。。。」
なんとフランスは世界一のロゼワイン消費国というご存知でしたか?堂々アメリカを抜いて、世界で一番多くロゼを飲む国フランス。しかもロゼ消費大国2位のアメリカの3倍の消費量という数字。これは正式な統計に出ているようですが、そんな統計をみなくても、この目でしっかりみてきたフランス人のロゼ好き。
フォアグラを食べるときは甘口白ワイン、牡蠣を食べる時にはシャブリ、濃厚ソースのおいしさが極みのブッフブルギニョンにはボルゴーニュワイン。以前は確かにそういう定番もあったのですが、最近はワインの飲み方がかなり崩れてきて、「好きなものを好きな時に飲めばいいんだよ、好きなものを」。ワインを学ぼうと肩に力をいれていると、いきなりこんないい加減な?!アドバイス。
これからの季節夏は特に「Rosé」が定番。アペロ文化のフランスは、太陽、テラス、ロゼの3セットがあれば人生ローズ色。ガンガンに冷えたロゼに氷まで足して、頭がキンキンするようなワインを飲む。若いフランス人だけではなく、かなりのシニア層も同様。観光中バーのテラスでフランス人がどのようなドリンクを飲んでいるか観察してみると面白いですよ。😁
日焼けをなにより怖がる日本人マダムが真夏でも、日焼け対策のために肌はもちろん露出せず、帽子はマストにズボンファッションで体を冷やさないように、健康第一でメニューを選んだ結果、氷抜きのペリエを飲む側、フランス人マダムはできる限りの肌を露出しサングラス&氷入りロゼ。
太陽、テラス好きの割には、日に当たると、すぐに白い肌が真っ赤になるフランス人。こちらはちょっと飲むとすぐに肌が赤くなるのですが、理由が違う。。。
現在5月中旬でもすでに夜21時まで日照のあるフランス。これから六月に向けますます日照時間が長くなりピーク時には22時をすぎても外が明るいフランス。ロゼ時間がますます長くなる時期です。
そうはいっても長いアペロ&ロゼのあと食事になるとやはり多くのフランス人、赤ワインに移動することが多いのも事実。メインお肉となるとやはり赤ワイン。アペロは開放的に好きにやって、自由でいいんだ!とみせかけておいて、メイン料理のお肉がでてきても飲み終えていないロゼをぐずぐず飲んでると、
Tu peux la laisser ça! そんなの残して赤ワインを飲まないと、勝手に私のグラスに赤ワインが注がれる。急に伝統的になるフランス人。これがフランス人です。
Les Français sont les plus gros buveurs de rosé du monde.
世界一のロゼ消費量を誇るフランス人!