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フランス田舎暮らし 毎日がDIY Bricolageブリコラージュ

 家の一部は1000年以上を超える超古民家石造りの家に引っ越して1年3ヶ月が経ちました。

今年は改築工事に追われた年になりました。しかもまだ工事は終わっていない。^^; 住むことはできるので、細かいことはあとまわし。まさにフランス流。

 これがフランス流といってしまえばそれまでですが、基本的に家への考え方もフランスと日本では違うかと思います。

 高度成長期に既製住宅がもてはやされた日本。キッチンもお風呂も玄関も寝室も住宅会社によって設計され作られた家、マンションを長期ローンで購入というスタイルが主流だった日本。(*ちなみにフランスの住宅ローンは年齢や条件にもよりますが平均的に15年から25年くらいといわれています。)

最近の日本、自分らしい家づくり、自然素材の家、こだわりの家も随分と魅力的、個性的になってきました。日本の風土にあったしかも海外では真似のできない家のすみずみまで繊細さが行き届いている素敵な住まいづくりが増えてきたと思います。

 よく比較されるのが、日本では地震が多いこと、湿度が高いことで古い家をよりよい状態で保つことが難しい。また潔癖症な国民、そのため新築を好むというのもフランスに生活していると、「なるほど」。

 もちろん人によりますが、フランス人の家に対する考えはもっと現実的。そしてお金を使うことが大嫌いな国民性。できることはなんでも自分たちでしようという国民性。普通のサラリーマン、自営業、医者であろうが弁護士であろうが、DIYをさらってしてしまうフランス人。ちなみにフランス語ではDIYはBricolage 辞書によっては、素人仕事などの訳をみることもありますが、人によってはプロ仕事も多々!

 ところで、ここまで本業でもないのに、素人大工の時間がかけられるというフランス社会構造もやはり日本とは違います。働く時間よりも余暇の時間を最も大切にするフランス人。そんな土台がますますブリコラージュへの熱意、技術をあげられるのだと思います。

 

 水回り、電気系統、プールを作ったり、ベランダを増築したり、小さなパーツからガラス窓までDIYの店で買ってきて、友達のトラックなどを借りて自分たちでできることはする。

 業者まかせの多い日本人からすると、もう圧倒されるフランス人のたくましさです。時代は世界同時インフレ。建築現場の資材の高騰も目を見張るほどで、これを業者にまかせるとかなりの高額です。こんな時代だからますますフランス人のたくましさを見直します。

”お金をつかいたくない””自分でできる” 。

 フランス人にはこれからの時代を生きていくための素質が根付いています。笑

 感心ばかりして、友人の大工、素人大工にまかせっきりの家の工事がかなりゆっくり進んだ今年も今日が最終日。バカンスになると職人は出勤してこない、天気が悪いと仕事はしない、こんなフランス流に怒ったり、動揺していてはフランス生活はできません。あくまでも”釈迦の境地” 笑

 来年もぼちぼち、フランス的に工事を続けたい思います。

フランス田舎暮らし Bricolage 日曜大工